エムズ通信 Aimss Journal

木のノイズ

社長 修ちゃん日記

今日は読書三昧。

新国立競技場を設計した隈研吾氏の著書

「隈研吾という身体」を読んでいます。

木を生かすことに巧みな偉大な建築家の

ファンの一人です。

建築家と言えば自分を主張し「自分の作

品」とし「俺が」を主語に考えるタイプ

が多いように思いますが、隈氏は「自分

が実現するわけだけれど、相手の立場に

自分が立つ」という考えに共感します。

「自然な建築」

どんな場所でも、同じ建築が出来るなら、

それはマクロナルドと同じである。二十世紀

の工業製品は、そのようにして、場所を無視

し、場所を超越することに、存在価値を見出

した。場所を越えられるからこそ、人々はそ

の製品に安心感を抱くのだと考えた。しかし

建築はもっと場所に密着したものでなければ

ならない。

同じ大根での種を植えても、京都の土、京都

の天候の下で育てば、京の大根になる。他の

場所に植えたならその微妙な味は出ない。

だから京野菜に価値がある。建築は工業製品

というよりも、そもそも大根に近い存在であ

り、そのような大地や天候と密着したものだ

と思う。

 

「木のノイズ」

環境にノイズのある方が、生物は安心する。

かといって、人がノイズをつくろうとすると

、色を選ぶにしても、乱数表などを使い、色

を選ぼうとすればするほど、ノイズが不自然

なものになってしまいます。それに比べて、

木のバラツキ加減は、とても心地よいノイズ

のように、生物を安心させます。

木が持つゆらぎ(ピンクノイズ)

ピンクノイズとは、パワーが周波数に反比例

する雑音のこと。同じ周波数成分を持つ光が

ピンク色に見えることからピンクノイズと呼

ばれる。いわゆる1/fゆらぎを持った信号源を

マクロに見た場合も似た感じになる。

ピンクノイズとは例えば「川のせせらぎ」に

似た音で、不思議と落ち着きや安定感を感じ

る音です。

人間の生体は五感を通して外界から 1/f ゆら

ぎ を感知すると、生体リズムと共鳴し、自律

神経が整えられ、 精神が安定し、 活力が湧くと

考えられている。

音だけではなく「ゆらぎ」を感じるのは目から

も感知します。

ろうそくの炎、電車の揺れ、木漏れ日、蛍など。

自然に近いゆらぎが見えるものなら「ゆらぎ」

を感じます。当然木の木目などもそうです。

 

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