「呼吸する家」と「新建材の家」の空気環境の違いを実験。
実験室は小さな箱を2個つくり実際の家の縮小版です。
「呼吸する家」の方は自然素材で内装
「新建材の家」は石油製品での内装です。
床 壁
「呼吸する家」 杉フローリング 漆喰塗
「新建材の家」 複合フローリング ビニールクロス
24年7月5日 実験開始
「呼吸する家」
気温 28.2度
湿度 61%
「新建材の家」
気温 28.3度
湿度 75%
「呼吸する家」「新建材の家」
温度はほぼ同じですが湿度が14%違います。
「新建材の家」の方が湿度が14%高くなっています。
1週間経過
7月12日
「呼吸する家」
気温 26.8度
湿度 64%
カビは無し
「新建材の家」
気温 26.5度
湿度 80%
カビが発生
パン一面に広がってきました。
3週間経過
「呼吸する家」
気温 26.3度
湿度 63%
カビの気配なし
パンはきれい状態
「新建材の家」
気温 26.2度
湿度 78%
カビがパン一面に広がっています。
カビでひどい状態
カビの臭いもプ~ンと漂っています。
実験開始から3週間でこの状態
室内温度はほぼ変わらないのに大きな違いは湿度
実験開始時に同量の水をコップに入れていたが「呼吸する家」と「新建材の家」
では水の減り方がずいぶん違います。
「呼吸する家」では室内と室外とで自然素材の内装材を通して微かな空気の移動
があるので水分(湿気)も移動します。
「新建材の家」の方は室内が石油製品、壁はビニールクロス、床は複合フロー
リングで覆われているので水分(湿気)の移動はできなくなります。
結果、湿気が部屋にこもって湿度が高くなりカビの発生原因をつくります。
この小さな箱は家の縮小版
「自然素材の家」の空気環境の良さが実証されました。
シイタケなどでも実験をしました。
「呼吸する家」
温度 12度
湿度 53%
「新建材の家」
温度 13度
湿度 91%
黒くなり触ればヌルヌルになっている
エムズの木の家「自然素材の家」は空気がきれいとよく言われます。
この実験結果でもわかるように湿気が室内にこもらず比較的低く抑えられて
います。
湿度の高い室内は健康被害のもと。
最近の家づくりでは気密、気密と言われ競うように気密住宅をつくっています。
気密が高まるほど家の中は増々密閉状態になっていきます。
このような「新建材の家」のような環境では室内環境は悪化するばかりです。
石油製品を使った建材類のには健康を害するシックハウスの原因となる物質が
たくさん使われています。
そんな健康被害をなくすために機械を使った換気がされています。
換気扇を使って24時間換気します。
でも、機械はいずれ寿命がきます。
そして、電気代は果てしなく続いていきます。
この機械が止まったら大変です。
エムズの木の家「呼吸する家」はあくまでも機械に頼らない家づくりです。
自然の力を活用することにより快適で健康的な環境をつくります。
この実験室は壁と床だけで構成されていますが実際の家づくりではたくさん
の木が使われています。
日本の山で育った自然の木を使うことによりたくさんの恩恵を受けることに
なり暮らしを豊かにしてくれます。
木と共に生きる。