今日は大安吉日のいい日です。
ご新築の家で棟札の取り付けをしました。
以前はこの棟札も当たり前のように取り付けて
いましたが、最近では付けられる方は少ないように
聞きます。
この棟札は家のお守りのようなものです。
「この家が火災などの災難にあわずに、末永く幸せに
栄えていきますように」といった願いがこめられてい
ます。
家の中心の一番上の方に取り付けます。
天井裏で隠れてしまうので今度この棟札を目にするのは
何十年か先の家の解体時です。
親から子へ、子から孫へと継がれていけばその時に目にし
子孫は建築当時の歴史をさかのぼって当時が偲ばれます。
お客様の中には明治時代、大正時代という棟札も目にする
ことがあります。これは建物を新しく建て替えた時でも古
い棟札は受け継いで次の建物に取り付けます。
先日の家では棟札が3枚もありました。
初代の家は明治時代です。
嘉永4年と書かれていました。
幕末、ペリー来航の2年前です。
時代をタイムスリップして当時に思いをはせます。
何百年もの歴史をつないできた証です。
エムズの建てる家がいついつまでもご家族が幸せで
栄え続けてもらいたいものだと願っています。