築20年を迎えたH様。
今年も定期点検にお伺いさせていただきました。
毎年の定期点検は屋根を除く他すべてを点検させていただいています。
この20年、外回りの手入れは一部木部壁の塗り替えをしたきりであとはそのままでした。
H様より屋根も気になるということで今回調査の依頼を受けました。
屋根はガルバニウム葺きで塗装の耐久性はいいのですが色が薄くなっていました。
屋根を手でなぞれば白い粉が付きます。
チョーキングと言います。
屋根表面の塗装が劣化により剝がれてきています。
結果、屋根、外壁を含めて外回りすべての塗装をさせていただきます。
塗装の周期は遅くても15年ぐらいがいいかと思います。
外廻りは排水の流れの確認します。
家の中でトラブルが多いのはキッチン、トイレ、浴室などの水廻り。
水道管からの漏れはほとんど見かけませんがお湯の漏水は時々見かけます。
給水、給湯、排水管ともに漏水チェックをしていきました。
それと共に多いのが建具の不具合。
今回は大丈夫でした。
そして重点ポイントは床下です。
床下は「家の健康状態」を知る上で情報の宝庫!
怖いのは、そんな床下を「普段見ることもなく、知ることもない」ということ・・・
◇床下点検のポイント◇
- 基礎コンクリートに亀裂、ひび割れなど発生していないか。
- シロアリの発生、蟻道はないか。
- 土台・床組みなどに湿気はないか、ひび割れなどの不具合はないか。
- 給水管・給湯管・排水管の漏水はないか。(床下は水廻りが集中しています)
- 「束」の緩みはないか。(床鳴りの原因となります)
- 異物などの侵入はないか。
幸津監督は丁寧に確認していきます。
床を支える鋼製束。
ナットのゆるみはないか、しっかりと固定されているかを調べていきます。
浴室、ユニットバスの下部
漏水のおこりやすいところです。
結果、きれいな状態で安心していただけます。
床下をぐるっと確認をして今回も異常なし。
トラブルと言えばトイレのリモコンが壊れていました。
とても不便をされているようでさっそくリモコン交換を注文しましたが、もう廃番に
なっているとのことで、ウオシュレットの交換になりました。
20年もすれば不具合も多くなります。
でも、適切なメンテンスをしていけば長く快適に暮らせていけます。
いつまでも責任をもってお守りさせていただきます。