日曜日の朝、静かなひと時。
モーニングコーヒーと共に新聞を読むのが楽しみです。
日経の「こんな日曜日が待ち遠しい」のコーナーは
毎週楽しみの一つです。
”NIKKEI The STYLE”
今回は「森へ還ろう」
見上げる大樹。
逞しくて、光輝く太陽が勇気を与えてくれるような・・
20万年前に誕生したとされるホモ・サビエンスだが、
約1万年前、農耕と牧畜が始まるまでは森の中で狩猟や
木の実を採取して暮らしていた。
森に魅力を感じるのは太古からの人間の持つ遺伝子が
甦るからでしょうか。
立教大学教授で文化人類学者の奥野克巳氏によると
「森に入るにつれ、私たちが手に入れた文明や、それに
伴う自分自身がだんだんと形を失っていき、原点に近づ
いていく」。とマレーシアの熱帯林で暮らす狩猟採取民
「ブナン」と行動を共にした中での感想を書いています。
なぜ人は森にひかれるのか。
京都大学准教授で生物学者の伊勢武史氏によると。
「森にひかれるという感覚を人間が持つのは、生
き残り、繁殖するために進化して身につけたもの。
森に魅力を感じるのは、それが生存に有利だったから。
森を訪れると、本能的な要求が満たされるのではないか」
という仮説を唱えています。
住む家の環境を森の環境に近づけたい・・そんな私の思いです。