こんにちは!スタッフの桑村です。
昨日は中秋の名月、満月と重なったのはなんと8年ぶりだったそうです。
「月には兎がいる!」
そう信じていたかわいい時代もありました。
数十年前ですが。
コロナ禍でおうち時間やリモートワークが主流になって、「広いリビング」を好む家づくりが
多いそうです。
広いリビング、憧れますよね。
雑誌やインスタにも広くてオシャレなリビング実例がたくさんあって、見るだけでワクワクします。
リビングってどれくらいの広さが最適だと思いますか?
家族構成やライフステージによって「最適!」と感じる広さは変わってきますが、2人暮らしなら
10~12畳、3~5人以上のご家族であれば16~18畳くらいが丁度いいと言われており、
20畳あれば「快適な広さ」です。
広いリビングが好まれる理由としては、開放感がある、家全体が広く見える、採光と通風が良い、
などが挙げられます。
コロナ禍でおうち時間が増えた昨今、特に開放的であることが望まれています。
確かに、ゆったりとした圧迫感のない空間は気持ちや暮らしにゆとりをもたらし、豊かな時間を
過ごすことができそうですね。
対して、リビングが広いと空調が効きにくい、リビング以外の部屋の面積が狭くなる、
逆に落ち着かない、などの後悔もあるようです。
空調の効きに関してはしっかりした断熱でカバーできる部分もあるかと思います。
面積に関しては、土地に対して建築可能な床面積が決まっているため、リビングが広いあまり、
他の部屋で窮屈感が出てしまうことはあるかもしれません。
以前にインタビューさせていただいたお施主様がこんなことをおっしゃっていました。
「目先の生活だけでなくて、数十年先の生活を見据えておくことも大切だと思います。」
まさにその通りだと思います。
例えば、お子様が小さいときに家を建てると、子供がバタバタと走り回る時期は
「このバタバタが気にならないくらいの広さが欲しい!」と思うし、子供が巣立った後は
「もう少し狭くてもいいのにね」なんて思うかもしれません。
段差が多い間取りは、年齢を重ねるごとに辛くなってくるかもしれません。
ライフステージによって調整可能な間取りにしておくのも、ずっと快適に暮らすための
ひとつの手段ですね。
最後に、いくら広くてオシャレなリビングでも、家族が自然と集まってくるような空間でないと
意味はないと思います。
居心地が悪く、個々の部屋にこもってしまうようでは、、、ね。
友人のお子さんは自分の部屋があるにもかかわらず、いつもリビングで過ごし、受験勉強も
リビングでしていたそうです。
リビングで勉強なんて騒々しくてはかどりそうにありませんが、その子にとってのリビングは
居心地よく落ち着く空間だったのでしょう。
広さにこだわることも大切ですが、どうすれば家族みんなが心地よく快適に過ごせる空間に
できるか、という部分にもこだわって欲しいと思います。
見渡した先に、寛いでいる家族がいるってすごく幸せです。