エムズ通信 Aimss Journal

注文住宅を検討中の方へ~断熱材の種類と選び方~

家づくりのこと

こんにちは!スタッフの桑村です。

新学期が始まりました!!

給食が始まりました!!ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

コロナはまだまだ予断を許さない状況ですが、2学期も楽しんで欲しいです。

 

数年前に新築させていただいたお施主様が

「前の家は夏に西日が当たると内側の壁も熱くなって、部屋の中の温度が上昇してたけど

新しい家は断熱材がしっかり働いてくれるおかげで夏でも過ごしやすい」とおっしゃっていました。

西日、強烈ですもんね。過ごしやすくなって良かったです。

西日が暑い

家の良し悪しは断熱性能によって大きく変わってきます。

断熱材にもたくさんの種類がありますが、エムズではセルロースファイバーが標準仕様です。

(セルロースファイバーの良さは何度かブログでお伝えした通りです(^^))

セルロースファイバー 木の家 断熱材

 

断熱材は原料の違いで次の3種類に分けられます。

①鉱物系

グラスウールやロックウールなどがこれにあたります。

グラスウールはガラスを溶かして繊維状にし、接着剤で成形したもの。

ロックウールは玄武岩などの鉱石や高炉スラグに石灰などを混ぜて高温で溶かし、それを繊維状に

して成形したもの。

防火性に優れ、コスパもよく、無機質なのでシロアリ被害も受けにくいのが特徴です。

難点はグラスウールは水に弱いので、施工が悪いと、壁内に入り込んだ水分によって断熱効果を

発揮できなくなってしまうこと。

場合によってはカビが生えてしまうことも!!

断熱材 グラスウール

黒い部分はカビです

②石油系

ビーズ法ポリスチレン系(いわゆる発泡スチロール)や、押出法ポリスチレン系、ウレタン系などが

あるボード状の断熱材です。ウレタンは吹付もあります。

ボード状なので施工がしやすく、水に強いのが特徴です。

繊維系とは違いボード状で硬いので、狭い場所に充填しにくいのが難点です。

③自然系

セルロースファイバーやウールブレス、シュタイコなどがこれにあたります。

セルロースファイバーは新聞紙などをリサイクルして作られたもの、ウールは文字通り羊の毛を

凝縮したもの、シュタイコは針葉樹の端材を固めて成形した木繊維断熱材です。

シュタイコ 断熱材

ドイツ発祥の断熱材「シュタイコ」

これらは自然素材で、住む人にも環境にもやさしい断熱材。

調湿性をはじめ、防音性、吸音性、防火性などに優れた素材です。

しっかりした下地処理が必要なので施工に手間がかかるのが難点ですが、断熱性能が良いので、

近年、急激に普及してきました。

断熱材 セルロースファイバー セルロース

セルロースファイバーを吹き込む様子。 壁いっぱいに吹き込みます。

 

断熱材選びで特に注目すべきポイントは熱伝導率、耐湿性、耐火性の3つです。

①熱伝導率

熱伝導率とは熱の伝わりやすさのこと。

熱伝導率が小さいほど熱を伝えにくく、断熱材として高い働きが期待できます。

ただ、熱伝導性が低いほど価格が高くなる傾向がありますが、初期投資はかかっても、その後の

快適さを思えば、やはり熱伝導率が低いものを選ぶべきだと思います。

②耐湿性

いくら熱伝導率の数値が良くても、湿気に弱いと断熱性能が低下してしまうことがあります。

近年では天候が不安定な日が増え、雨が多く、湿度が高くなる日も多いですよね。

なので、耐湿性を考慮しながら断熱材を選ぶことも大切です。

③不燃性

自宅でなくても、お隣さんが火災!なんてことも考えられます。

万が一の火災に備えて、燃えにくい断熱材を選ぶことが、安心につながります。

 

誰もが思う理想の家づくり「夏涼しく、冬暖かい家」。

木の家 快適な暮らしのためには断熱材選びが重要

家族みんなが健康で快適に暮らせる家に断熱材は欠かせません。

断熱材ひとつ選ぶにしても、種類や情報がたくさんあって迷うかもしれませんが、ぜひ、住む人にも

環境にもやさしいものを選んでくださいね。

「環境が人をつくり、人が環境をつくる」という言葉があります。

家はご家族の人生そのものなのです。

 

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