こんにちは!スタッフの桑村です。
花粉のピークも超えて、活動しやすい気候になってきましたね。
だけどこの「ちょうどいい気候」ってあっという間に過ぎ去ってしまうんですよね。
来月にはきっと半袖です(笑)
さて、一年中「ちょうどいい気候」であれば、もっと暮らしやすいのにな~と思いませんか。
でも四季がある日本では、それはとても難しいこと。
春は一瞬、夏前は梅雨でジメジメ、夏は恐ろしく暑い、いつまでも暑い、秋は一瞬、冬は極寒。
そんな中「一年中快適に暮らしたい!」と考えられ、誕生したのが「高気密高断熱の家」です。
「高気密高断熱の家」とは、精度の高い建築材や断熱材、気密テープなどを使って、できるだけ
隙間がないようにつくられた家のこと。
「高気密高断熱の家」ってどんなイメージですか?
私は家全体をラップで包んだようなイメージ。
エムズの「閉ざさない家」とは真逆のタイプです。
エムズの家がウィンドブレーカーなら、高気密高断熱の家はサウナスーツといったところ
でしょうかね。
そもそも高気密高断熱はまだ歴史が浅く、比較的新しい技術なんだそうです。
おうちの断熱性はQ値・UA値という数値によって表されます。
計算式はこちら↓
Q値=(各部の熱損失量の合計+換気による熱損失量の合計)/ 延べ床面積
UA値=各部の熱損失量の合計 ÷ 延べ外皮面積
これではちょっと難しいですね。。。
要するに、おうちの窓・床・天井・外壁・屋根からどれだけの熱が外へ逃げていくのか。
この数値が低ければ低いほど断熱性が高いというわけです。
ちなみにQ値は「逃げにくさ」、UA値は「逃げやすさ」を表します。
一方、気密性はC値によって表されます。
C値=住宅全体隙間の合計面積 / 延べ床面積
要はおうちにどれくらい隙間があるのか。
C値が低ければ低いほど気密性が高いというわけですね。
エムズの設計部からもQ値、C値と聞こえてくることがあります。
Q値もC値もUA値も断熱性能を判断する上で大事な数値なんですね。
昨今、ハウスメーカーさんもこぞって高気密高断熱を売りにしていますが、では、高気密高断熱の
メリットは何でしょう?
①光熱費の節約
少ないパワーで冷暖房がよく効くので、結果的に光熱費の節約につながります。
高気密高断熱にする為の初期投資はかかりますが、後々のことを考えると経済的にお得みたい。
②一年中快適
外気の影響を受けにくく、家中の温度差も少ないので、いつも快適。
例えるなら、クーラーボックスみたいなかんじでしょうか。
温度差が少ないことはヒートショックの予防にもなりますね。
デメリットとしては
①壁内結露のリスク
壁に断熱材を入れる際、柱と断熱材の間に小さな隙間ができると結露が発生してしまうことが
あります。
この内部結露を放置すると、柱や土台が腐食する恐れがあります。
見た目では分からないので、じわじわと家が蝕まれてしまいます。
②「高気密高断熱のはずが・・・」になることがある
高気密高断熱の家は高い施工精度が求められます。
だから腕の悪い施工をしてしまうと、せっかくの性能を発揮できない可能性も。
高気密高断熱は目に見えない性能。
施工をお願いしたい会社の施工実績をチェックすることも大切かもしれません。
先述したように、エムズでは高気密高断熱の家ではなく、「閉ざさない」家づくりをしています。
「閉ざさない」ことで柱や梁に姿を変えた木が、そこで居心地良くいられるように。
そして存分に、その機能が発揮できるように。
エムズでは、全館空調や24時間換気システムといった機械に頼らなくても、
高気密高断熱の家にしなくても、
「夏涼しく、冬ふんわり暖かい」家づくりをご提案し、実現しています。
ご興味がある方は「家づくり勉強会」へご参加ください♪
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