こんにちは!スタッフの桑村です。
ありがたいことに最近きゅうりをいただく機会が多く、サラダに酢の物に、と大活躍しています。
きゅうりを串に刺して塩をかけ、氷を敷いたお皿に並べるだけでも子供達は1本ペロリ!
「なんかお祭りに行ったみたい」と喜んで食べてくれます。
先日、社長から借りた本。
自然素材の家に欠かせない断熱材「セルロースファイバー」の魅力が事細かく書かれていました。
セルロースファイバーとは新聞古紙リサイクル製品で、環境負荷が少ないエコな断熱材です。
断熱材として60年もの歴史を持っているにもかかわらず、日本ではあまり普及していません。
新聞紙は野菜などを包んで鮮度を保ったり、濡れた靴に丸めて入れて湿気を吸いとらせたり、
生ごみをくるんで防臭したり、その用途は様々で、日常に於いても効果がいかんなく発揮されて
います。
そんな新聞紙を再生して作られるセルロースファイバーにはメリットがたくさん!
①調湿性・断熱性に優れている
新聞紙=木質繊維なので、木材と同じく湿度が高いときは吸湿し、乾燥しているときは放湿する
特性があります。
1トンのセルロースファイバーは室内の湿度が10%上がった場合、約20ℓの湿気を吸湿するという
データがあるというから驚きです。
また複雑に絡み合った繊維が空気の層をつくり、さらにその1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が
存在しているので熱伝導率が低く、断熱材としての性能が高いと言えます。
②防音性・吸音性に優れている
テレビの音や話し声などをよく吸音します。
生後数か月の赤ちゃんと暮らすお施主様は「赤ちゃんおるんやなぁ!泣き声とか全然
聞こえんかった!」とご近所の方に言われたそうです。
また楽器などの反響音も抑えるので、きれいな音色が室内に残ります。
③防火性に優れている
古紙なので燃えやすいイメージですが、木と同様に表面だけが燃えて、炭化層を形成します。
そのため、燃え広がったり、有毒ガスが発生することもありません。
セルロースファイバーのデメリットとしては
①コスト問題
他の断熱材に比べてコストがかかります。
しかし施工後の日々のランニングコストを考えれば結果的に光熱費がお得になるのではないで
しょうか。
②施工問題
これは施工する側の問題なのですが、、、不織布を張って、胴縁を打って、隅々まで充填していく
という他の断熱材では見られないような手間がかかります。
なかなか複雑で大変なんだそうです。
だからこそ価値ある仕上がりになるのでしょうね。
セルロースファイバーの魅力、伝わりましたか?
エムズでも積極的に採用しているセルロースファイバー。
家にも、人にも、環境にもやさしい自然素材です。
家は住む人の人生をカタチづくります。
だからこそ、素材にもちゃんとこだわって「心も身体も健康に、快適に、穏やかに」暮らせる、
そんな家づくりができるといいですね。