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老後の住まいに重要な間取りのポイント

家づくりのこと

こんにちは、スタッフの吉田です。

弊社で新築を建てるお客様の年代は本当に様々で、お若い新婚のご夫婦から80歳のお施主様まで幅広くいらっしゃいます。

その中でも、子育てを終えられたご夫婦や、ご家族にご高齢のお父様お母様がいらっしゃるお客様からのご希望で必ず入ってくるのが「老後の住みやすさ」です。

つまり、バリアフリー&介護介助のしやすい間取りです。

 

設備機器や手摺、段差解消などの比較的簡単なリフォームもございますが、間取りや動線は後から直しにくいもの。

今から新築やリノベーションをお考えの方は老後の暮らし方も想像してみるといいかもしれません。

今回はその介護介助の動線を踏まえて、老後も過ごしやすくなる間取りのポイントをお伝えしたいと思います。

 

老後の住まいに重要な間取りのポイント

①寝室の位置

寝室は一階、段差なくバリアフリーでアクセスできることが理想です。

では一階のどこに配置するのがよいでしょうか?

ほとんどの方が寝室は静かな奥まった位置を好まれますが、介護の面で見ると道路に近いほうが良いこともあります。

例えばデイサービスなどで出入りがある場合、寝室の掃き出し窓と車をできるだけ近付けることができます。

日当たりや景色の良い場所だと気分転換もしやすいですね。

 

②上下階ホールの収納の一致

先程の寝室で一階が理想だと述べましたが、坪数によっては一階に部屋を作れないことも。

その場合、将来的に家庭用エレベーターを取り付けできるように収納を上下階で一致させておくことをおすすめします。

押し入れなどの収納スペースや吹き抜けを活用すれば、現在お住まいの家のレイアウトを大きく変えることなくホームエレベーターを設置できます。

たたみ1畳程度あれば、設置が可能です

 

③トイレの位置・向き・建具

トイレは夜間の使用を考えると寝室内の設置が望ましいとされています。また温度差によるヒートショック防止の面でも近いほうが良いです。

トイレは、設置場所だけでなく、広さや扉の開閉方法が使いやすさにつながります。

扉は引き戸で車いすでも使用しやすいのがベストです。引違いにすると、便座側からの補助もしやすくなります。

ドアの場合は閉じ込めの心配のない外開きの開閉方向にします。

また横(長編方向)から入る方が介助もしやすくなります。

 

 

④水廻り

また浴室、洗面所、トイレを極力近付けることをおすすめします。

将来的に水回りを1つの空間にしてしまうことで介護の面からも利用しやすい設計となります。

トイレを階段下や水廻りから離れた位置で計画している間取りをよく見かけますが、介助の面から見ると少し使用しにくい間取りになります。

将来的に間仕切りを省いて一体の空間にすることで広く、水廻りの介助が一部屋で済むので、水廻りの浴室・洗面・トイレは近いほうが良いでしょう。

 

 

以上、老後の住まいに重要な間取りのポイントでした。

これまでは、新築時に老後どうなるかなんて分からないし…と思っておりましたが、

昨年、私の祖母が介護が必要になったときにとても大変な思いをしている母を見て、自分のためだけではなく子供や家族みんなが老後も快適に住める家にしていかなければと痛感しました。

新築の時からこうしておかないといけない、というわけではありませんが、

将来バリアフリーにリフォームができるように考えておくだけでもリフォーム時のコストが全然違ってくるので、新築をお考えの方にも是非参考にしていただきたいなと思います(^^♪

 

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