こんにちは、スタッフの吉田です。
玄関は家の「顔」とも言われるほど、訪れる人に印象を与える重要な空間です。
床材の選び方ひとつで、玄関の雰囲気や機能性は大きく変わります。
そこで今回は、玄関の床材としてよく使われる種類と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく紹介します。
①タイル仕上げ
タイルは耐久性が高く、多様なデザインから選べる床材です。
磁器質タイルやテラコッタタイルなど種類も豊富で、和洋どちらの雰囲気にも合わせやすいのが魅力です。
メリットは傷つきにくく長持ちすること、また磁器質タイルは吸水率が低く、メンテナンスがしやすいです。デザインが豊富なのも魅力です。
デメリットは、滑りやすい点です。濡れたときに転倒しては大変です。表面の仕上げなどカットサンプルで実際に確認することをおすすめします。
また目地が入るため、タイル割も見た目を左右するので重要な点です。
② モルタル仕上げ
モルタルは無機質でスタイリッシュな印象を与える仕上げ方法です。
シンプルながらも個性的な玄関を演出できるため、近年人気が高まっています。
ただし、必ずと言ってもいいほど起きるのが、ひび割れです。
新築直後でも、環境によってはすぐにクラックを生じます。
冬場はとても冷たく感じやすく、施工方法によっては安っぽく見えてしまうこともあります。
そのため、住まいの雰囲気やインテリアとの調和を考えながら、全体のバランスを見て選ぶことが大切です。
③洗い出し(コンクリート)仕上げ
洗い出し仕上げは、モルタルに玉砂利や色石を混ぜて塗り、固まる前に水洗いすることで石の表面を浮き出させる技法です。
和のテイストが強く、高級感のある重厚な印象となります。
メリットはなにより高級感があり、石の質感が美しく、落ち着いた雰囲気になることです。
また表面の凹凸によって滑りにくいため、安全性にも優れています。
デメリットは他の床材に比べるとコストがかかることです。
また、仕上がりの美しさは、施工の精度によって左右され、玉石が劣化によって取れることもあります。
④石材仕上げ
高級感のある玄関を演出するなら、石材仕上げがおすすめです。
エムズの「呼吸する家」では標準仕様で採用させていただいております。
御影石や大理石など、重厚な印象を持つ素材が多く、格式のあるデザインに向いています。
メリットは天然石なので耐久性が高く、高級感があることです。
石材のサイズにはさまざまな種類がありますが、中でも横長のものは特に存在感があります。
玄関の正面に取り入れることで、空間にしっかりとした印象を与え、スタイリッシュな雰囲気を演出できます。お家の外観を引き締めるアクセントとしても効果的です。
デメリットは洗い出しと同様、施工費が高くなることです。
石の選び方によっては、和のイメージが強くなりすぎてしまうため、石目の模様はシンプルなものにしておくとモダンな雰囲気にもなじみます。
以上、玄関の床材についてのご紹介でした。
玄関の床材には、それぞれ異なる魅力があります。
それぞれのメリット・デメリットを考慮しながら、ご自身にとって理想的な玄関づくりの参考にしていただければ嬉しいです(^^♪