こんにちは、スタッフの吉田です。
今回の設計ブログでは、エムズの呼吸する家の要、「無垢床」についてご紹介します。
床は、日々の暮らしの中で私たちが直接触れ、感じる大切なインテリアの一部です。
その中でも、無垢床は自然の温もりと風合いを存分に楽しめる素材として、多くの方に選ばれています。
無垢材ならではの経年美化、心地よい肌触り、そして快適な室内環境を生み出す調湿性など、他の床材とは一味違う魅力が詰まっています。
今回は、そんな無垢床のメリットについて詳しくご紹介します。
【無垢床と複合フローリング】
住宅に使用される床材は、大きく2つに大別されます。
ひとつはこれから紹介する「無垢床」で、もうひとつは「複合フローリング」です。
「無垢床」は「無垢」と名称についている通り、天然木を一枚ものとして使用したもので、加工が施されていない木材で作られた床材を指します。
自然な風合いと香り、柔らかさや調湿性を持ちます。一方で材木店によって品質にばらつきがあり、施工技術が必要になります。
「複合フローリング」は、薄くスライスした木材を接着剤で貼り付けるようにして何層にも貼り合わせたものを指します。
施工が簡単でコストが抑えられる一方で、断熱性が低く、硬くて補修がしにくいという面があります。
【無垢床で感じる4つのメリット】
弊社が自信を持っておすすめす無垢フローリングの魅力とは?
4つの主なメリットをご紹介します。
①無垢材ならではの香りと美しさ
無垢フローリングには、他の素材では再現できない自然な風合いがあります。
天然木であるため、一枚ごとに異なる模様や色合いが楽しめ、使うほどに愛着が湧くのも魅力の一つ。
合板フローリングでは年数が経つと表面の剥離や劣化が見られることがありますが、無垢材は時間とともに味わい深い色に変化し、美しさを増していきます。
このように、無垢材は「育てる床材」ともいえるでしょう。
また、香りが良いのも無垢材の良さ。お部屋に心地よい木の香りが広がります。
弊社で5年以上前に建てたお家でも、お邪魔するとふわっと木の香りが残っています。
これも、天然木だからこそ味わえる魅力ですね。
②冬も夏も快適な質感
無垢フローリングの快適さは、季節を問わず感じられます。
冬は触れたときにほんのり温かく、素足でも心地よい肌触り。
合板フローリングのように冷たさが際立つことはありません。
また、夏場でもさらりとした質感が持続し、湿気によるべたつきを抑えてくれます。
空気を適度に含むことで、室内の湿度を調整しながら快適な状態を保つのです。
③疲れにくい柔らかさ
無垢材は適度な弾力があり、長時間立って作業をしても負担が少ないのが特徴です。
特にキッチンや作業スペースなど、長時間立つ場所には最適。
合板フローリングのような硬さを感じることがなく、自然な踏み心地を楽しめます。
④快適な室内環境を叶える調湿性
無垢材には、空気中の水分を吸収・放出する調湿機能があります。
湿度が高いときは余分な水分を取り込み、乾燥する季節には水分を放出して、快適な空間を維持してくれるのです。
樹種によって調湿性や柔らかさの違いがあるため、より無垢材の魅力を感じたい方は、スギやヒノキなどの柔らかめの木材を選ぶのがおすすめです。
以上、無垢床のメリットのご紹介でした!
近年、無垢床の人気が高まっています。
しかし、施工の精度が低いと隙間が生じたり、品質に問題があると反りが出ることもあり、その魅力が十分に発揮されない場合があります。
弊社は長年にわたり無垢材を扱い続け、確かな施工技術を磨いてまいりました。また、品質にこだわり抜き、厳選した素材のみを取り寄せております。
ぜひ、エムズの無垢床の美しさと心地よさを体感していただければ幸いです。
無垢床をご検討中の方の参考になれば嬉しく思います(^^♪