こんにちは、スタッフの吉田です。
前回から続いております設計ブログ、今回は「品格がある外観」のポイント第3弾。
ポイント3つ目は「サッシ」です!断熱性にばかり気が行きがちなサッシですが、これも外観にとってとても重要な要素になります。
【品のある外観のポイント③サッシ】
サッシの見た目を気にしたことはありますか?
色や大きさはすぐ目に入りますが、ぜひ気にしてほしいところはフレーム(ガラスの周りの枠)です。
このフレームの素材とスリムさが外観をより美しく見せるためのポイントとなってきます。
上の絵、かなり極端ですがどちらがきれいに見えるでしょうか。
左のように窓のフレームがスリムだと繊細な美しさが出ます。
反対に、右の絵はフレームが分厚いと、なんだかLEGOの家のような野暮ったい家に見えますね。
そんなところ気にしたことない!という方が大半だと思いますが、このフレームの薄さが外観の表情をさりげなく美しく見せてくれます。
従来の製品よりもフレームが薄く、ガラス面が大きくなっており、スッキリとした見た目になります。
外観だけでなく、室内側のフレームも薄くガラス面が大きくなることで、視界がすっきり広がって自然の光や景色を美しく取り込んでくれます。
薄いフレーム窓は天井付けにするととてもスッキリしてカッコいいですよ(^^♪
また、素材も大切です。
樹脂サッシは断熱性が高いメリットがありますが、フレームが太くなり、耐久性もアルミに比べると低くなるという欠点があります。
断熱性が高いことは望ましいですが、徳島の気候を考えたときに、樹脂サッシは断熱性でいうとオーバースペックかなとも思います。
一方、アルミサッシは逆に断熱性に乏しいところがデメリットです。ただし耐久性がよく、デザイン性・高級感を持たせることができます。
弊社では、その断熱性と強度、デザイン性のすべてのバランスを持ち合わせたアルミ樹脂複合サッシを採用しています。
外側がアルミのため耐候性が高く、紫外線や風雨による劣化に強く、枠の見付も細いためシャープに仕上がります。
内側は樹脂なので断熱性が高く、結露の発生を抑えることができます。
まさにいいとこどりのハイブリッドですね。
以上、「品格がある外観」のポイント③サッシ編でした。
これまで外観のポイント①~③までご紹介してみました。何か家づくりの参考になれば嬉しいです。
機能はもちろん、見た目の形式美も追求した外観を心がけたいですね。
「簡素にして品格あり。」
さりげなく、シンプルでありながら品が感じられるような家、をモットーにこれからも品質にこだわりをもって設計業務に励みたい思います。