こんにちは、スタッフの吉田です。
エムズで設計をする際意識していることは、「簡素にして品格あり」という言葉です。
装飾品で華美なゴテゴテの家するのではなく、清楚で品格ある家。
無駄な装飾はそぎ落とし、素材そのものの質感や風合いを引き立たせる空間を目指しています。
そのため、内観、外観ともに使用する部材にはとてもこだわっています。
今回は「外観」に着目し、品格がある外観とするために採用している部材をこれからご紹介していきたいと思います。
【品のある外観のポイント】
屋根の印象を決める!「ガルバ製雨どい」
外観、一つ目のポイントは樋(とい)です。
雨どいには様々な素材のものがあります。
最もスタンダードな素材は塩化ビニール樹脂製の雨どいですが、銅やステンレス素材の樋なども普及しています。
その中でもエムズがガルバリウム製雨どいを採用するのは、理由があります。
そのメリットがこちら↓
①デザイン性の高さ
ガルバリウム製の雨樋は、金属ならではのシンプルな見た目を活かしたデザインが魅力です。
和洋問わず、建物との一体感を生み出せると人気です。
雨樋は意外と目立ちやすく、その色やデザインによって住宅の外観の印象を大きく左右するため、雨樋選びの重要なポイントです。
よくある塩ビの雨どいは↓のようにチープ感が出がち。
耐久性が低いため、分厚くなり、重たい印象になってしまいます。
一方、ガルバ製は耐久性も高く、薄くてスッキリした印象になります。
②耐久性の高さ
ガルバリウム鋼板は、鋼板をガルバリウムと呼ばれる合金でメッキした素材です。
メッキに含まれている亜鉛は、溶けることでサビによる穴あきの拡大を抑える「防食作用」を持っています。
アルミニウムは、亜鉛が溶けてしまった穴を皮膜で埋めてくれる「保護作用」を持ち、亜鉛と組み合わせることで、自己修復作用が生まれます。
これにより、ガルバリウム鋼板は金属の強さとサビにくさを両立させた非常に強い素材となっています。
また、寒暖差による伸縮や変形が少なく、紫外線による劣化や色落ちなどにも強く、耐久性の面では塩化ビニール製の雨樋を上回っています。
雨どい選びに重要な「優れた耐久性」と「見た目のデザイン」の2点を両立したガルバ製雨どい。
もちろん、見た目や性能が良い分、よくある塩ビ製の雨どいよりも少しコストがかかります。
ですがこれから何十年も過ごしていただく大切なお家です。劣化して取り換えするコストを初期投資するほうが断然お得です。
エムズではこのガルバ製の雨どいが標準仕様となっております。
展示会予定の「エムズの平屋」でも採用されておりますので、品のある雨どい、ぜひご覧ください。
他にも外観のポイント、こだわりの材料がたくさんあります。
次週も引き続き、品格ある外観にするためのポイントをご紹介したいと思います(^^♪