エムズ通信 Aimss Journal

和室のリフォーム!モダンでおしゃれにするポイント

家づくりのこと

こんにちは、スタッフの吉田です。

今回は和室をモダンな空間にするリフォームのポイントをご紹介したいと思います。

和室のリフォームには、

①和室を洋室にする場合

②和室はそのままモダンにリフォームする場合

と2つ方法があります。

今お住まいのお家の和室を持て余していたり、そろそろリフォームを…とお考えの方、ぜひ参考にしてみてください(^^♪

 

①和室を洋室にする

まず一つ目、和室を洋室に変える場合のポイントをご紹介します。

畳はカビが発生しやすく、定期的な張替えも必要です。
洋室との段差も生じることから、使い勝手が良いバリアフリー化を目的として「和室を洋室にリフォームする」という要望は多くあります。

和室の特徴といえば「畳の床」、柱や梁が表に出た「真壁」、「天井板」を見せた天井、襖や障子といった「和の建具」。この内装を変えることで、和室を洋室化できます。

 

1.  畳敷きをフローリングに

和室といえば畳の床です。洋室化というと、床をフローリングやタイルといった洋の材に変えることをまずイメージされる方が多いのではないでしょうか。

和室の畳をフローリングにする場合、適切な下地処理を施すことが重要となります。
畳とフローリングではもともとの厚みが異なるため、隣り合う部屋との段差を下地材(根太など)で調整する必要が出てきます。

また、築年数が経った住宅の床下地には断熱材が入っていないことが多いため、遮音性や断熱性をアップする目的で断熱材を追加する工事を検討される方もいます。

 

2. 壁・天井を洋室仕様に

柱や梁がみえる「真壁」は、和室ならではの壁構造。
洋室では、柱や梁を隠す「大壁」が一般的です。

真壁から大壁に変更するには、既存の真壁を解体して下地から組み直す方法と、既存の真壁の上からボードを全体に張り、クロスや塗装で仕上げる方法があります。

天井板がみえる天井も、壁と同様、解体または上から一枚重ねる方法で洋室仕様に変更できます。

壁や天井を重ねるリノベーションは若干材料の厚み分部屋が狭くなりますが、厚くなる分断熱や防音効果も得られ、解体が必要無いので工事が簡単になるという点でおすすめです。

 

3. 襖や障子を洋風建具に

ふすまや障子といった建具は、和の象徴的なものですよね。
これらの建具を突板の扉(引き戸)に交換するだけでも、雰囲気が変わります。

ふすまや障子は床に敷居があり、その上を滑らすようにして開け閉めしているため、床をバリアフリーにするには敷居を撤去し、戸の枠ごと交換する方法が採られます。

引き戸から引き戸への交換は比較的簡単な工事ですが、引き戸から開き戸など、開閉方法が変わるリフォームでは工事期間や工事費がかかる場合があります。

4. 間仕切りを撤去してリビングと一体化

一昔前の建売住宅では、フローリング張りのLDKの隣に和室が付いているというタイプの間取りが一般的でした。しかし、実際にそういった間取りに住まわれている方も、客間や子どもの遊び場として使う以外は、あまり和室を活用できていないというケースも多いのではないでしょうか。

そういった場合には、思い切って間仕切りを撤去し、和室をリビングと一体化させ、リビングスペースを広げるリノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
家族が集まるリビングを広々と大きくすることで空間にゆとりが生まれ、よりリラックスできるスペースになります。

ただし注意点として、間仕切り壁の撤去は、その場所に耐力壁や筋交いなどが入っていると難しい場合があります。
撤去が可能かどうかは図面を検討し、現地を確認したうえで判断が必要になります。

 

 

②和室の和テイストを残し「和モダン」な空間にする

和室をリフォームする際、あえて和のテイストを残すのもおしゃれです。

今和室を計画する方もどんどん減ってきています。でも畳にゴロンと寝転がる気持ちよさはフローリングでは味わえませんよね。

モダンな和室にする方法は前にご紹介したブログ記事をぜひご覧ください↓↓↓(^^♪

モダンな和室にする時のポイント | 株式会社エムズ (aimssinc.co.jp)

 

1. 縁なし畳で軽やかな印象に

格子状に配置した縁なし畳は、最近の和室のトレンドです。縁がないため、スッキリとしたカジュアルな印象を演出してくれます。洋風のリビングともよく調和し、リビングから出入りする和室におすすめ。

ただし縁のない畳は縁部分が保護されていないため、どうしても擦り切れやすくなります。樹脂製や和紙製といった丈夫な素材を使った畳によって、強度をアップさせると良いでしょう。

 

 

2. 天井は杉板張りで木の表情を出す

真壁(柱や梁が見える和室)から大壁(柱や梁が見えない和室)に変更する場合、木の表情がなくなって一気に安っぽくなってしまうことも。天井に杉板を施工して木の温かみと柔らかさをだすのもおすすめです。

3. 照明を変える

照明が吊り下げの照明の場合、和のテイストが強くなりがちです。
天井とフラットなダウンライトにするとスッキリし、照明が主張しない分、他の畳や杉板、建具など和のテイストが引き立ちます。

ただし、和室を寝室替わりに使用するときは真上を見上げるとまぶしいため、シーリングライトや調光が可能なタイプにしておくとよいでしょう。

4. 小上がりの畳スペース

床の高さを少し上げて、高さに変化をだした小上がりの和室も素敵です。
畳に腰かけ会話に花を咲かせたりすることができ、ソファーがわりになります。
引き戸を閉めて個室のように分けられるようにしておくと客間としても利用できます。

また、段差を利用して収納を増やせるのも小上がり空間のメリットです。
その高さを利用して掘りごたつにすることもできます。

ただしこの小上がりは、お住まいの方に小さなお子様やご年配の方がいらっしゃる場合、躓いたり踏み外す危険もあるため注意が必要です。

 

5. 間仕切りでゆるやかにゾーニング

空間を壁で遮蔽するのではなく上の絵のように、ほんのりと視線を遮る格子を立てることで、ゆるやかなつながりを感じられる間仕切りになります。

例えばリビングに隣接する和室をキッズスペースや書斎にする場合、間仕切りに縦格子を採用すれば和室からもほんのりと家族の気配が感じられる空間になります。

 

 

以上、和室のリフォームのポイントでした。

「和室は使い道がない」という方、「和の空間は好きだけれど、今のままではイメージと異なる」という方。和室のリノベーションは、要望される方の多い施工箇所です。

エムズでは、和室から洋室への変更をはじめとするリノベーション相談を承っております。
ぜひお気軽にご相談ください(^^♪

 

YouTube「お施主様インタビュー」はこちら↓

お施主様からのお手紙やインタビューはこちら↓

施工例はこちら↓

Follow Us Instagram↓