こんにちは!スタッフの桑村です。
我が家にもサンタさんが来て、子供達は大喜び!
これにて2022年最後のビッグイベント、無事終了です。
今年お引渡ししたN様邸は吹抜けの大空間が魅力的な家です。
やはり、この解放感は吹抜けならでは。
N様は平屋がご希望でしたが、土地の形状や家族構成を踏まえて、平屋的2階建て住宅を提案させて
いただきました。
そして誕生したのが、この吹抜けです。
吹抜けがあるのとないのとでは、視線の抜け感が全然違います。
視線が抜けるので圧迫感が生じにくく、実際よりも広く感じられ、高い位置に設置した窓からは
やわらかな自然の光が差し込み、室内を明るく照らしてくれます。
住宅密集地でも窓の位置が高ければ光を取り入れやすくなりますね。
また、2階に居る家族とのコミュニケーションも取りやすく、何よりいつでも家族の気配を
感じられる安心感があります。
そして何よりおしゃれ度がアップします。
あと、吹抜けに干した洗濯物はとても良く乾くそうです。
以上、吹き抜けの良い点でした。
一方で吹抜けを採用するにあたって懸念する声も。
今回はその理由をいくつかご紹介します。
①冷暖房効率が悪くなりそう
空間が広がる分、エアコンなどの空調の効率が悪くなるのでは・・・電気代が上がるのでは・・・
という心配の声が多くあります。
一昔前は気密性・断熱性はあまり重要視されておらず、空調も今ほど性能が良いものでは
ありませんでした。
しかし現在は「高気密・高断熱」と住宅性能が格段にアップ、また空調自体の性能も良くなり、
吹抜けでも問題なく快適に過ごせます。
空気は温かければ上へ向かい、冷たければ下に向かいやすいので、シーリングファンなどを
活用することで、冷暖房効率についてはさほど気にしなくても大丈夫そうです。
②耐震性が低下しそう
地震が多い日本に於いて、家の耐震性はとても重要です。
吹抜けは空間を広くとるため、柱や壁が通常よりも減ってしまい、耐震性が低下するのでは・・・
と心配になりますが、必要な耐震性は家全体の構造計算(許容応力度計算)をした上で確保、
またエムズであれば耐震等級3を標準としているので、吹き抜けを採用したからといって耐震性が
低下することはありません。
③音漏れ・匂い問題
リビングでの会話やテレビの音が聞こえてくる、料理の匂いが二階まで・・・。
2階の部屋のドアを閉めてしまえば、思ったほど気になりませんが、音や匂いに敏感な方には
少し厳しい環境になってしまうかもしれません。
半面、音がすることで家の中に家族がいる、という安心感があります。
自然素材の家であれば壁の珪藻土や漆喰が匂いを吸着してくれますし、調理時はレンジフードを
ONにしておけば、料理の匂いはあまり気にならないようです。
あとは、そこに住む者同士、音に気を付けながら思いやり合って過ごすことが大切です。
④梁や窓のお掃除どうするの?
「吹抜け 掃除」で調べると、最近ではいろいろなお掃除グッズが出てきます。
高所清掃用の伸縮モップなどを使って普段からお掃除される方も多いようです。
こんな便利そうなグッズもありました!
どうしても自分で掃除は難しいと思うような場所は無理せず専門業者に依頼してくださいね。
怪我をしてしまっては元も子もないですからね。
⑤部屋数が減るのでは?
確かに、吹き抜けにしなければ上部にもう一部屋~二部屋取れます。
「このスペースがもったいない」と思うのも当然。
しかしプラン段階で必要な部屋数や収納を確保した上で吹抜けを提案しますので、あまり
心配しなくても大丈夫です。
逆に必要部屋数が取れないのに「吹抜けありき」の提案はしません。
賛否ある吹抜けですが、家族のつながりを大切にする方にはうってつけです。
なんだかんだでいつの時代も人気の吹抜け。
懸念材料に対する対策をプラン段階からしっかり押さえれば、納得のいく吹き抜けのある
家づくりができますよ。