こんにちは、スタッフの吉田です。
今回は、北庭の魅力についてお話したいと思います!
北庭とは、文字通り家の北側に庭を作る間取りのことです。
庭を作る時、誰もが日光が当たりやすい南側に庭スペースを作りたくなりますよね。
しかし、「狭小地や変形地のため南側に庭を作れない」「北側の景色が綺麗なので北向きに庭を作りたい」などの理由から北庭を選ぶ場合もあります。
北側の庭と聞くと「日が当たらなくて暗い」とネガティヴなイメージを持つ人も多いですが、実はそんなことはなく、メリットもたくさんあります。
今日はそんな北庭のメリットのご紹介いたします。
●北庭のメリット
①暑い時期に過ごしやすい
北庭は、適度に影ができて、日差しが直接当たらないので真夏も過ごしやすくなります。
私も盲点だったのですが、真夏に庭でプールやBBQをしようと思うと、南側の庭はシェードやタープをつけなければ日差しが強くて過ごすことができません!本当にやけどするレベルで暑くなります。
一方、何もしなくても影ができやすい北庭は、夏に庭で思いっきり楽しみたい方にうってつけと言えますね。
②雑草が生えにくい
北庭は雑草がほとんど生えてこないのもメリットです。
南庭の場合は日当たりがいいため、雑草が抜いても抜いても生えてきて悩みますよね。
対して北庭は、雑草が生えにくく、もし生えたとしても育つスピードがゆっくりです。
草取りの労力が少なくて済みます。
③プライバシーが確保しやすい
北庭は、建物の裏に配置されることが多いため、プライバシーが確保されやすいといったメリットもあります。
建物の裏側に庭があると、人目に付きにくくカーテンを開けっぱなしにできるので、開放的で良いといった意見も。
周囲の視線を気にせず過ごしたい人は、北向きの庭も悪くないですね。
④植栽がキレイに見える
南側の植栽は窓から見える面が植栽の陰側になりますが、北庭は植栽が日光を正面から受けることが多いため、緑がキレイに見える効果があります。
さらに、植栽の後ろにフェンスなどがあると、影が出来てより美しい庭に。
北庭には落ち着いたやわらかな光が届くので、リラックスしながらキレイな植栽を眺められるのもメリットです。
南庭の日当たりの良さもメリットですが、北庭だからこそ楽しめる景色も魅力ですよ。
●北側に庭を設けるなら注意したい3つのこと
①日当たりを確保する
北側に庭を作る際、できるだけ日当たりを確保することが大切。
最近は軒の深い家も人気ですが、北側の場合だと庭全体が暗くなってしまうのでNGです。
また、北庭にすると、日光が入りにくく部屋の中も暗くなりがちです。
高窓や吹き抜けなどを採用して、自然光を取り入れる工夫をしましょう。
②湿気対策をする
湿気がこもりやすい北庭は湿気対策も重要です。
水をたくさん吸ってくれる植物を受けることで、地面の水はけが良くなります。
また、フェンスやシンボルツリーなど外構を決める際には、風通しを意識すると庭がジメジメしにくくなります。
③日陰に強い植物を選ぶ
庭に植栽を植える場合、日陰に強い種類を選びましょう。
ソヨゴやアジサイは日陰でも育てられる植物です。
他にも日陰でも育つ植栽がたくさんあるのでぜひ調べてみてください。
以上、北庭の魅力についてのお話でした。北庭を設ける際には、「日当たり・湿気・植栽」の3つに注意して作ると上手くいきやすいですよ。
日光のよく当たる南向きの庭が、誰にとっても快適な庭になるとは限りません。
北側はダメ!と決めつけるのではなく、メリット・デメリットを踏まえたうえで、自分にとって理想の庭を見つけてくださいね。