エムズ通信 Aimss Journal

新鮮な空気の流れ(床下編)

施工現場日誌

床下から外壁、屋根と家の周りを新鮮な空気がめぐります。

閉じ込められた家でなく常に新鮮な空気と触れ合い部屋の中にも

新鮮な空気が漂います。

森の中のような林立したたくさんの桧、杉などの自然の木に囲まれて。

室内には木の香りが漂います。

「自然素材の木の家」は自然の中のやさしい空気、木の香りがする環境をつくります。

 

エムズの自然素材の「呼吸する家」始まりです。

エムズのこだわりは”ご家族の健康を満たすこと”。

その為に家づくりでは「建築に使われる薬剤、化学物質を含む

石油製品を極力使わない事、機械に頼らない家づくり」をします。

 

家づくりの始まりはまず、土台、床組からです。

1.薬剤に頼らない工夫

防腐・防蟻等の薬剤散布はしない。

一般的に、建築基準法ではシロアリ防御のために床下、建物の外周部地面から1メートル

部分に薬剤散布を必要とされています。

でも、生活の中に劇薬を使用するのはご家族の健康面でも問題です。

そんな基準の中で例外規定があります。

エムズでは例外的な処置を講じることにより薬剤散布の必要性をなくして薬剤散布はいっ

さい行っておりません。

「基礎の通風性を良くすること、土台・床組み・柱などを桧材とすること、柱の太さ12セ

ンチ以上、等々など」

2.床下換気を良くするために

ネコ式換気(今は基礎パッキンと言われていますが古くはネコ式換気と呼ばれていました。)

昔からこのような換気の方法がありました。

以前、木造住宅ではシロアリの発生、被害は当たり前のようになっていました。

そのたびに床下に劇薬である薬剤散布をします。

家族が生活しているその下に薬剤を散布するというのは危険だと思っていました。

そんな折に見たのがネコ式換気と言われている床下の換気方法でした。

もう、24年ほど前になりますが、高松駅前の玉藻公園内にある数奇屋造りの古い屋敷で

見かけました。 

基礎石と土台との隙間に御影石を敷いていました。

昔の建物のこと基礎とは名ばかりで、地面すれすれに土台を敷いているのにもかかわら

ず、その土台は腐りもせずにシャンとしていました。 

この腐食防止に役立っているのはネコ式換気といわれる通風を良くする工夫にあるものと

思いました。

土台が基礎に密着せず2センチほどすいて風が通るようにして湿気の防止に役立っています。

私にとって新発見でした。

床下の換気を良くしてシロアリの発生原因をつくらないことが第一です。

薬剤を散布する対処方法でなく、その根本原因をなくすこと。

その発見以来ネコ式換気と言われる基礎換気方法を採用しています。

その特徴は基礎コンクリートと建物(土台)との間に基礎パッキンを建物全周に敷き詰め

ことにより

1. 基礎コンクリートと土台が直接接触することないので地面、基礎コンクリートからの

湿気防止になります。

2. 2センチの隙間が全周に開いているので建物の床下全体に空気の淀みをつくること

新鮮な空気がいきわたるようになります。

結果、湿気防止、新鮮な空気が常に床下に流れているのでシロアリの発生原因をつくり

ません。

薬剤を散布することなく健康的な暮らしをしていただけます。

    

基礎コンクリートと木質土台をしっかり絶縁することが住まいの高耐久化につながりま

す。床下の隅々まで自然の風を行き渡らせる工法。 

床下の湿気を排出して理想的な床下環境をつくり、基礎コンクリートと相性の悪い木質

台部分を絶縁します。 こうした床下環境をつくることで、腐朽菌やシロアリの発生を未

然に防ぎます。 そして結果、すまいの高耐久性をも実現します。

 

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