N様にての住宅耐震化工事も順調に進んでいます。
今日は耐震検査員さんによる中間検査です。
計画通りに施工されているか厳しい目が光ります。
設計通りにしていると確信していても緊張感がただよいます。
じっと立ち止まって見る姿を見ると「何か手違いがあるのか?」と先走ってしまいます。
厳しいチェックが入ります。
釘打ちのピッチは規定通りに打てているか、耐震金物はしっかりと留めているか。
一つづつチェックが入ります。
耐震工事ので壁をめくった際に古い断熱材がカビていたので断熱材を
新しく入れ替えます。
ほとんどのお宅で内部結露によりカビが生えています。
以前の木造建築の多くは土台、柱、梁、筋交いなど軸組で構成されています。
軸で構成されているので揺れに弱いめんがあります。
耐震改修工事ではその弱さを補うためにこのような面材を使って
必要なカ所の強度を増していきます。
しっかりとした耐震壁ができました。
このように面で壁をつくることにより家全体の強度が増されます。
耐震改修工事は現況調査して現状の耐震強度を確認します。
築30年、40年も古い建物であるということもあり調査結果はほぼ「危険」と
判断されます。
この状態では大きな地震がくれば何秒かで家がぺちゃんこに倒壊してしまします。
逃げる余裕もありません。
この危険な状態を「安全」となるよう補強工事をします。
耐震改修工事の目的は「命を守る」ということです。
家が傾いても倒壊せずに逃げるすき間があることにより逃げ出して命を守る。
東南海大地震の危険性が高まる中で猶予がありません。
25年度も4月15日から耐震工事補助金の受付が始まります。
あちこちで大地震が起こっているので今回も応募が多そうです。