生活環境研究の第一人者、室内気候研究所の
石戸谷裕二先生のお話しから・・・
家、会社、学校、マーケット、商店・・などなど
人は人生の90%以上を「人工環境」の中で
過ごしています。
人間活動が快適で、効率的で、持続可能であるために。
大切なこと。
室内に穏やかな変化をデザインすること。
人間のリズムを意識した環境づくりがこれからの住宅
には不可欠!
前提は「不快でない、環境づくり」
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人は力づくで快適な生活を追求するあまり、家を閉ざし
自然から孤立しようとしています。
人工的で無機質な建物環境の中で一生を過ごす。
果たして、これが人にとって本当に快適な暮らしと
言えるのでしょうか?
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いい「うち」づくり。
「うち」とは家、内側、内面、自分、をさす言葉として
使われます。 「いい家づくり」とは建築、設備、エネ
ルギーがバランスよく共に長所を引き出しデザイン
されたものだと言えます。
建築、設備、エネルギーにもたくさんの選択肢があります。
ほんとうに必要なものは何でしょうか?
住まいの悩みはなんでしょうか?
「日経ホームビルダー」からの抜粋です。
改善したい悩みのトップは「寒さ」
上位は「寒さ」、「結露」、「暑さ」などの温熱環境に
関する問題です。
寒さ、暑さの改善のために国の方でも「省エネ基準」と
言われる指針を作り住環境の改善に取り組んでいます。
エムズでも「夏涼しく、冬暖かい」家づくりが標準です。
でも、まだまだ日本の住宅は寒い家がたくさんあります。
高断熱・高気密化で健康・快適な環境が生まれます。
結果、光熱費が低く抑えれれてCO2削減、省エネに
貢献します。
でも、大切なテーマは「健康」です。
断熱、気密性能を高めれば高めるほど密閉住
宅になり、その汚れた空気の換気の為に機械
に頼ることになります。
その機械もいずれ壊れて動かなくなります。
石油系商品に囲まれ、密閉された室内には
ホルムアルデヒドなど化学物質の危険も高まります。
住宅の性能も大事ですが、家づくりでほんとうに
大切にしなければいけないものは何か?
お客様の「夢」を形づくり、その後30年、40年と
その家をお守りする責任を持つこと。
これが一番大事。
「幸福な人生」には何が必要ですか?
内閣府の調査資料です。
「健康」 「お金」 「家族」が圧倒的上位を占めています。
結果、家づくりの中に「健康・快適」 「省エネ」
「家族」を満たせることが、家族の幸せにつ
ながることになります。
光熱費、医療費、介護費、教育費、収入について考えます。
青:子育て世代 4人家族
オレンジ:長寿世帯 2人家族
縦軸は床面積あたりの経済(千円/m2 年)を表して
います。
例えば延べ床面積120m2の家とした場合 1年間で
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資源・エネルギー
光熱費
1.0 *120=120千円 年間120,000円
この光熱費は子育て世代、長寿世帯も変わりません。
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健康・快適
医療費 子育て世代
13.5*120=1,620千円 年間1,620,000円
長寿世代
14.1*120=1,692千円 年間1,692,000円
介護費
長寿世代
4.1*120=492千円 年間492,000円
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知的創造
教育費 子育て世代
8.4*120=1,008千円 年間1,008,000円
収入 子育て世代
60.4*120=7,248千円年間7,248,000円
長寿世代
18.9*120=2,268千円年間2,268,000円
このデータは何を表しているかといえば、
一家に占める支出の内訳です。
光熱費を低く抑えるために高断熱、高気密、省エネと
性能を追い求めていますが、支出の比率から言えば
光熱費など他の費用から比べればわずかなもの。
医療費は162万円、教育費は100万円にもなっています。
収入はなんと光熱費の60倍、724万円にもなります。
・・・結果、このデーターから言えることは
●健康を害さない家づくり
●子供が学びたくなるような環境づくり
●バリバリ働くことができる環境づくり
をめざして取り組むことが価値が高いと言えます。
エムズの家づくりは
健康・快適だから「学びたくなる」
「働きたくなる」ような環境づくりをめざします。