新築後7年を迎えたS様で定期点検をさせていただきました。
今回の定期点検は床下を重点的に見させていただきました。
床下は人に例えれば命に係わる生命線。
重要な情報がたくさん詰まっています。
そして怖いのは普段、目にしないのでおろそかにしやすいこと。
定期点検は家の定期健診。
床下の確認というのは人間ドッグにてエコー、MRI、CTにて見えないところを
詳しく見て病気が潜んでいないかを見ることと同じです。
人の定期検診はたくさんの検査機関、病院があって診てもらうには事欠きませんが、
家の床下点検というのは頼むところが見当たりにくいと思います。
依頼先は家を建ててくれたところ・・??
床下の情報、チェックポイントは耐震性、耐久性、断熱性など家の寿命に係わる点です。
床下が特に大切なことは、普段の生活の中で見ることができないので何か問題が発生し
ても気づくことはありません。そして、それを気付く時には重症ということになります。
基礎の情報、水廻りの情報、シロアリ・腐朽菌・結露などの情報などどれも需要な
チェックポイントです。
この他にエムズの「呼吸する家」は床下通気を採用しているので異物の侵入がない
かも大切なポイントです。
1階床を支える鋼製束。
ここが緩めば床鳴りの原因となります。
幸津監督は一本一本緩みはないかをチェックしていきます。
水まわりは床下から始まります。
都会の電車でいえば水、お湯のターミナル駅です。
ここから各方面、キッチン、浴室、トイレ、洗面、洗濯などに継ぎ手のないシームレス
管で引いていきます。
浴室の下は特に重要です。
毎日のように大量のお湯、水を流すのでもし漏水すれば大変です。
メーカーのお風呂といえども組み立ては現場でするので絶対に安心とは言えません。
エムズでも32年の間に2回漏水を見つけました。
末永く安心して生活していただくために定期的な点検はとても大切です。
家も人と同じで歳と共に不具合が多くなります。
早期発見、早期対処がなによりです。
エムズはこれからもご安心してお住いいただけますよう努めていきます。
7年目のS様の定期点検は異状なし。