エムズ通信 Aimss Journal

あったか〜い日差し

施工現場日誌

冬の日差しは宝物です。

室内を暖房機でガンガン暖めるより省エネルギーで健康的。

窓越しのお日様の温もりは猫ちゃんもうっとりするほどの心地よさが

あります。

S様邸でも設計の段階から冬の日差しによる断熱は考慮に入れています。

夏は直射日光を遮り、冬は日差しを取り入れる。

パッシブ住宅の基本的な考え方です。

家の周りを取り囲む断熱効果もさることながらお日様の温もりを室内に

取り込むことによりプラスαの効果があります。

こうして日差しが入れば昼間は暖房はいらないくらいです。

可能な限り南には大きな窓を付けます。

室内の断熱性能は窓によって大きく変わってきます。

室内から逃げる熱は家全体の約68%あるといわれています。

建物をいくら断熱をしっかりしていても窓の性能が十分でなければ

家の断熱性能は満たされません。

S様邸では断熱性能を上げるためにトリプルガラスを採用しています。

でも、トリプルガラスを使う面は北面、西面に限っています。

これはガラスの性能がいいあまり外からの熱が伝わってきにくいのです。

南面にトリプルガラスを入れればこの冬の温かな日差しが遮られてし

まします。

北面は寒さを入りにくくするため、西面は夏の西日を入りにくくするた

めにトリプルガラスを配置しています。

南と東は外からの熱が入ってきてもらいたい。

そして、外から熱が入りやすいけど中の温めた空気は外には出したくな

いので使うガラスも仕様が異なります。

外から熱を取り入れ、中からは熱を出しにくくする。

ガラスも一様ではありません。

設計時、発注時に注意していなければ見た目には何も変わりがありません。

エムズでは「断熱性能」もさることながら「蓄熱性能」を重視しています。

一般的には「断熱性能」「気密性能」ばかりがうたわれていますが私は

それも大事だが「蓄熱性能」を重視すべきだと思います。

蓄熱とはその名の通り”熱”を蓄えること。

冬、お日様の日差しを受けた床、壁など温かさがその素材に蓄えられ

夜、その蓄えられた熱がほんわか~と室内を温めてくれる。

蓄熱には素材が大切です。

熱を蓄えやすいもの、そしてその熱を逃がしにくいもの。

床には無垢フローリングを張っていますが適材といえます。

完成まであと少し。

これから仕上げ工事にはいっていきます。

一段と目に見えて変わってきます。

3月には内覧会を予定しています。

ぜひ、お越しください。

 

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