昨日は記録的な大雨。
幸い現場ではほぼ屋根ガルバニウム葺きも完了して雨の影響も
受けずにすみました。
「呼吸する家」では屋根工事の中で空気の通り道の確保が大切です。
地面、基礎部分から新鮮な空気が入って外壁をつたって屋根に抜けます。
屋根に流れた空気がてっぺんの棟換気から抜け出るように道筋をきっち
りとつくることがキーポイントです。
壁の空気が屋根に向かうところ。
ここが屋根の空気の通り道。
上には屋根葺き、下はセルロース断熱材です。
この空間が夏は熱遮の通り道になります。
屋根が太陽の熱により熱せられて70度も80度にもなり、地面近くのもうけた
空気の入り口では32・33度と温度差が大きくなりこの狭い空間の中で自然と
上昇気流が発生します。
そして、てっぺんに設けた棟換気口から熱気を排出します。
この原理を利用することにより熱遮の緩和に大きく貢献します。
冬はほんわかと保温スペースになります。
機械に頼ることなく「夏涼しく冬ほんわかと暖かい」家づくりができます。
屋根ガルバニウム施工中
家の中では天井にセルロース断熱を吹き込む準備をしています。
上に不織布貼り、この桟の下にも不織布を貼ってその中にセルロース断熱材を
吹き込みます。
一工程、ひと工程と手間がかかりますが”いい家づくり”の根幹です。
丁寧に一歩ずつ進めていきます。
9月28日、29日に構造見学会をします。
当日、この工程を詳しく見ていただけます。
家づくりをご検討中の方はぜひお越しください。
一生に一度の家づくりです。
きっと参考になることがあると思います。