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LDK型が普通?キッチンは私の特別な場所

設計・間取り

 こんにちは、スタッフの吉田です。

建築の雑誌やSNSを見ていると、色々な流行りの間取り、流行りの設備が次々見られます。

どの記事を見てもLDKは一体で、「対面キッチン」か、「キッチンとダイニング横並び」の間取りが多いですね。

 

夏に帰省した時、私の兄の奥さんに、「家建てるならどんな間取りにしたい?」ってお話していたんです。

ちなみに私の兄の奥さんはおばんざいの和カフェを経営していて、毎日日替わりでレシピを考え、調理はもちろん、試作を夜な夜な試すほどお料理が大好きな人です。(少しでもサボりたい私とは正反対…)

その兄の奥さんが

「私は一番に絶対キッチン!!!キッチンはこだわるよ!絶対に独立させたいな~!リビングとは離したい。」

と言ってました。

聞いてびっくり。独立!??今の風潮とは逆なんだなぁと思い驚きました。

リビングやダイニングと一体のLDKは嫌だそう。

どうして?と聞いてみると、

「キッチンは私だけの場所だから。集中したいし、景色がいいところに窓を開けて眺めながら料理がしたい。」とのこと。

なるほど、そんな考えがあるんですね。もちろん料理が好きだからこその希望なんでしょうけど、考えてみてもなかった私は驚きでした。

 

 

今まで、独立だと閉鎖的で寂しいだろう、家族が感じられるようにしよう、リビングに近付けよう、とLDK一体を当たり前に間取りを考えていましたが…

でももし、キッチンの壁に山が見える窓があったなら、大きなキッチンで自由に広々使えたなら、どうでしょうか。

音楽やお酒をおともにゆっくりお料理楽しむ自分を想像して、あぁそれもすごくいいなぁと思いました。

というのも、我が家はLDK一体なのですが、正直もう家族の存在感じなくてい…いえそんなことはないんですけど(笑)

当初は子供の様子がわかるようにとキッチンからリビングが見えるように配置したのに、今ではその子供から「テレビが聞こえない!!」と文句を言われる始末。

もしくは逆に、私の好きなドラマやYoutubeを流しながらお料理したくても、子供たちの騒ぐ声がうるさくて聞こえない。

そんな毎日なので、「キッチンはママだけの空間」として離れている方がいいこともあるよね、と納得しました。

独立キッチンも窓の配置、視線の抜けや使い勝手を工夫することで昔のイメージとは全く違う、とても素敵な空間になります。

今回はそんな違った意見を聞いて、私も固定概念を外してまだまだ勉強していかないといけないなと改めて思いました。

これからもお客様の理想の空間を作り上げられるよう精一杯努めてまいりたいと思います。

 

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