エムズ通信 Aimss Journal

増築リフォーム

設計・間取り

こんにちは、スタッフの吉田です。

今回の設計ブログでは、リフォームにフォーカスして、増築についてのお話をしたいと思います(^^♪

 

実は今計画中の現場で、「屋上バルコニーに上がる外階段を部屋内にしたい」というご希望です。

またとなりにも使用していないバルコニーがあり、こちらも同じくお部屋にしていく予定です。

今、二階に使っていないバルコニーはありませんか?

前回のブログでもご紹介いたしましたが、最近はバルコニーの存在が本当に必要なのかと新築時に検討されることが増えました。

使っていないバルコニーは雨やほこりでどうしても汚れてしまいます。雨漏りのリスクも増える上、ひび割れや雨染み、赤錆などが出てきてとても見栄えも悪くなってしまいます。

そんな使っていないバルコニーを今回はお部屋にして、快適に過ごしていただける提案をしていきたいと思います。

 

●増築イメージ

要望1「外階段を部屋にして屋上まで濡れずに行きたい。」

カビやコケ、外階段には赤錆や塗装剥がれも目立っていたバルコニー。

こちらを壁を立ち上げ、天井、屋根をかけてお部屋にします。

床は床組を組んで、その上に合板、無垢板のフローリング貼りにします。

階段は赤錆をとってから塗装を塗り、踏板の部分は木板を上から貼ります。

手摺が未定なので絵に入っておりませんが、イメージはこんな感じでしょうか。

窓も上の方に設けて採光を入れます。

階段兼納戸としても使用できる綺麗なお部屋となるよう計画中です。

 

要望2「隣のバルコニーも部屋にして一部屋増やしたい。」

こちらは隣のバルコニー。

同じく、屋根がないため汚れもためやすくなってしまい、使わないままになっています。

こちらも壁を立ち上げて床を貼り、屋根をかけて部屋にしていきます。

バルコニーに出るため掃き出しのサッシが入っていたところには、木製も扉を入れます。

書斎やシングルの寝室などにも使えそうです。

 

●増築のポイント「断熱」

増築は時々ご依頼いただきますが、一番のポイントは雨仕舞と断熱です。

増築を適当にしてしまうと、継ぎ目の部分から雨が入ってしまったり、もともとあった外壁がなくなるため断熱性が落ちてしまうことも…。

せっかくきれいにしたお部屋も夏は暑い、冬は寒くていられない、では困りますよね。

↓こちらは今回の壁の断熱材イメージです。

柱と柱の間の壁内には断熱材を入れて、また外の面にはネオマフォームと呼ばれる付加断熱を入れて断熱性を高めます。

↓次に天井・屋根断熱は垂木の間と下に断熱材を入れます。

垂木の間に、断熱材との隙間ができるようにして施工します。この隙間は空気層となり、こちらも断熱性を高めてくれます。

リフォームは新築よりも難しい部分が沢山あります。

安く、早く、が理想ですが、適当な施工をするとリフォーム前よりひどいことになりかねません。

現状をしっかり確認したうえで、一番耐久性が高く現状に最適な施工を選択し、快適さを確保できる素材を使用することが大切です。

 

以上、今回はリフォームの増築についてのお話でした。

また完成したら施工ブログの方でご紹介したいと思います(^^♪お楽しみに!

 

 

 

 

 

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