今朝、カーテンを開けて窓の外を見ればビッ
クリ! 丸い丸い大きなお月様。
今日はお遍路の最終日。
今朝も早くからお遍路道の山道に入ります。
今まで何気なく歩いていた山道。
落ち葉がフカフカと積もっています。
上を歩くとザワッ・ザワッと心地いい感触が
足に伝わってきます。ふっくらとした羽毛の
上を歩いているようです。
これらが豊かな森を育んんでくれているのでしょうか。桧、杉などの針葉樹ではこのようにいきません。この落ち葉が森の栄養となり
土壌を豊かにし、木々が育ち、森に住む動物たちにもその恩恵にあずかります。
木はすくすくと育ち大木となり、地中深くしっかりと根を張り、山を守り、保水の役割もします。
栄養いっぱいのその養分は川を流れて海に注がれていきます。
豊かな海、豊かな漁場が生まれていきます。
鯛やヒラメ、エビにサザエにワカメたちも
自然の栄養を受けてまるまると逞しくなります。
その豊かさを私達がご馳走になります。
「おいしいね」と、にこやかな会話が弾みます。
すべての元は山にあります。
宇和島城。
今回のお遍路はここ宇和島で終えます。
短いけれど気づきの多い四国西端の旅。